14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
「気分はどうだ? 」
「はい、おかげさまでずいぶん楽になりました。ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした」
冷めた表情のまま、愛人はベッドの端に腰かけた。
「迷惑とか、そんな事は思っていない。気にする事はない」
「はい…」
「あのさ…」
ちょっと照れ臭そうに、愛人はチラッとリラを見た。
「少しだけでいいから。…ここにいてくれないか? 」
「え? 」
「14日。…その間でいいから…ここにいて欲しいんだ…」
はぁ?
どうゆう事?
リラが驚いていると、愛人はほんのりと頬を赤くしていた。
「14日だけ。俺と、契約結婚をしてくれ。契約金として10憶払う」
契約結婚? 10憶?
頭が混乱したリラだが。
愛人の顔を見ていると…胸がズキンと痛んだ。
その痛みは愛人からの悲痛な思いと、深い愛を感じたリラ…。
「…分かりました。契約でしたら、その期間だけなのでお受けします」
サラッと答えたリラに、愛人は目を見開いた。
目を見開いた愛人は、じっとリラを見つめた…。
「本当に? 本当に結婚してくれるのか? 俺と」
「はい、契約ですから。構いません」
嬉しい…素直にそう思った愛人だが表情には出さなかった。
「…じゃあ契約成立で。今日から14日間。頼む…」
「かしこまりました」
言葉の代わりに愛人はギュッと、リラの手を握りしめた。
リラは複雑な気持ちもあったが、どこかホッとしている自分がいる事に気づいた。
ここから。
愛人とリラの14日間の契約結婚が始まった。