14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

「気分はどうだ? 」
「はい、おかげさまでずいぶん楽になりました。ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした」

 冷めた表情のまま、愛人はベッドの端に腰かけた。

「迷惑とか、そんな事は思っていない。気にする事はない」
「はい…」

「あのさ…」

 ちょっと照れ臭そうに、愛人はチラッとリラを見た。

「少しだけでいいから。…ここにいてくれないか? 」
「え? 」
「14日。…その間でいいから…ここにいて欲しいんだ…」

 はぁ?
 どうゆう事?

 リラが驚いていると、愛人はほんのりと頬を赤くしていた。

「14日だけ。俺と、契約結婚をしてくれ。契約金として10憶払う」

 契約結婚? 10憶? 

 頭が混乱したリラだが。

 愛人の顔を見ていると…胸がズキンと痛んだ。
 その痛みは愛人からの悲痛な思いと、深い愛を感じたリラ…。

「…分かりました。契約でしたら、その期間だけなのでお受けします」

 サラッと答えたリラに、愛人は目を見開いた。
 目を見開いた愛人は、じっとリラを見つめた…。

「本当に? 本当に結婚してくれるのか? 俺と」
「はい、契約ですから。構いません」

 嬉しい…素直にそう思った愛人だが表情には出さなかった。

「…じゃあ契約成立で。今日から14日間。頼む…」
「かしこまりました」

 言葉の代わりに愛人はギュッと、リラの手を握りしめた。

 リラは複雑な気持ちもあったが、どこかホッとしている自分がいる事に気づいた。

 
 ここから。
 愛人とリラの14日間の契約結婚が始まった。

< 31 / 98 >

この作品をシェア

pagetop