14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

 先に起きた愛人は、朝食を作り始めた。


 しばらくするとリラが起きてきた。

 
「ごめんなさい、ちょっと寝すぎましたね」

 いつものように笑ったリラ。
 だが今日のリラはいつも以上に綺麗で、愛人はちょっと見惚れてしまった。


「朝ごはん、後は私がやりましょうか? 」
「あ、いい。もう出来上がる。準備だけしてくれ」
「分かりました」


 言われたとおり、リラはテーブルの準備を始めた。



 
 7時になると竜夜が起きてきた。

 いつものように朝ご飯を食べ始める竜夜。


「悪いが、今日は朝早くから会議だ。先に出る」
「わかりました。後は、私がかたずけておきますので。竜夜君と一緒に出ますね」
「ああ、頼む」


 鞄を持って玄関に向かう愛人。




「お父さん」

 玄関にいる愛人に、竜夜が駆け寄って来た。

「どうした? 」

「お父さん、これ持って行って」

 竜夜は紫色の雑巾を愛人に渡した。

「たまにはこれで、パソコン拭いてあげたり窓を拭いてあげるといいよ」

 紫色の雑巾。
 どうやら手作りのようだ。

「有難う竜夜。使わせてもらうよ」
「うん。色は派手だけど、ちゃんと役立ってくれるよ」
「わかったよ、じゃあ行ってくる」

 愛人はそのまま出かけて行った。


 竜夜はニコっと笑った。

「大丈夫。僕は、お父さんもお母さんも守るためにここにいるんだから」


 そう呟いて竜夜はリビングに戻った。





 今日も1日が始まる。



 一足先に出勤してきた愛人はパソコンを開き、メールチェックから始めた。


「ん? 」

 メールを見ていると、見かけないアドレスがあった。

 表題を見て、愛人はちょっと目を見開いた。
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