14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~

「2つの選択を与えよう。まず1つは、アメリカ社に転勤する事。そしてもう1つは…自主退社する事だ」

 茂代はポカンとなった。

「どうゆうことです? 社長。なぜ私がそんな事を? 」
「自分の胸に手を当て、聞いてみるといい」


 それだけ言うと、萌は社長室のドアを開けた。


「とりあえず、ここから出て行ってもらえるか? 」
「そんな…どうして? 」

 分からない顔をしたまま、茂代は社長室を出て行った。


 



 いつものようにリラが出勤してきた。

 副社長室に来たリラに、何もなかったように愛人は接していた。


 他の部署でも誰も騒いでおらず。
 唯一チェックできなかった萌のパソコンだけが気がかりだった。




 茂代は社長秘書から外され、とりあえず元いた総務へ戻された。
 萌が出した選択の答えは、今週末までに出すように言われている。

 むしゃくしゃしながら仕事をしている茂代。
 席はすぐには用意されず、入り口近くの古いデスクを使うようになった。

 ファイリングと雑用をしながら、イライラとスマホを触りながら仕事をしている茂代。


「矢盛さん、これコピーして下さい」

 他の社員に呼ばれ、茂代はコピーを取りに行った。


 
 あの女の事、なんでみんな知らないわけ?
 メールは社内全体に送ったはずなのに誰も知らないなんて…。

 ふとスマホを見た茂代。

 そうだわ!

 何やら思いついたようで、茂代はにやりと笑って総務を出た。




 そのままトイレに向かった茂代。


 スマホを見て、なにやら作成してニヤニヤと笑っている姿は狂っているようにしか見えない。




 トイレから出てきた茂代は上機嫌で総務に戻ってきた。


 辺りを見渡し、茂代は何食わぬ顔をしてコピーの続きをとっていた。



「部長! ちょっと、これ見て下さい」


 社員の一人が総務部長に駆け寄って行った。

 
 その声を聞いて、茂代はニヤッと笑った。

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