14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
社員はパソコンで見えるあるトピックを部長に見せていた。
「なんだ? これは…」
「…これって…矢盛さんですよね? 」
はぁ?
社員の声に茂代は振り向いた。
トピックには。
あのベリーヒルズビレッジ・オフィスビルの某大企業の女子社員、未成年と援助交際。
と題して写真が掲載されている。
その写真は、顔は目の部分がぼかしてあるが茂代であることがハッキリわかる。
深夜の公園で未成年である少年とキスをしている写真と、ホテルに入って行く写真と、ホテルから出てきてお金を渡している写真が掲載されている。
「矢盛さんと同じバッグなので、間違いないですね」
なにを言っているの?
茂代はスマホを見た。
茂代のスマホには。
ベリーヒルズビレッジの恥さらし、某大企業秘書が未成年と援助交際! と題して、リラと耳青年がキスをしている写真とホテルの入ってゆく写真とお金を渡している写真が掲載されている記事が映し出されている。
「矢盛さん、ちょっと」
部長が茂代を呼んだ。
「なんでしょうか? 」
「矢盛さん、これは矢盛さんで間違いないか? 」
部長は、パソコンのトピックスを茂代に見せた。
そこには茂代が作ったリラを中傷する記事とは真逆で、茂代が未成年とキスをしてホテルに入りお金を渡している写真が掲載されている。
「なにこれ…そんな馬鹿な…」
リラを中傷する記事が自分の事に変わっている事に、茂代は信じられず茫然となった。
「どうなんだね? 矢盛さん」
「ち、違います! 私じゃありませんよ! 」
「このバッグは、矢盛さんが持っているバッグと同じだが? 違うと言うのか? 」
「違います! こんなの嘘です! 私、こんなことしません! 」
否定する茂代だが。
周りの目は疑いの眼差しが向けられていた。
「ち…違います! 誰かが私を、ハメようとしているのです! 」
「誰がそんな事をするんだ? 」
「笹野さんです! 」
「笹野さん? 」
「はい、副社長の秘書の笹野さんです! 彼女、私に言いがかりばかりつけてきて。この前なんて、深夜に呼び出されました。そして突然殴られました。私が、社長秘書である事が気に入らないって言われて…今日も、社長にありもしない事を吹き込んで、私を社長秘書から蹴落としたんです! 」
部長はちょっと呆れた目をしていた。