ライオン王子に飼われたネコさん。
「それに俺は巻き込まれたわけか」
「向かいの部屋で猫を飼ってた自分を恨むんだな」
「……引っ越しを検討しとくよ」
憎まれ口の応酬が終わった後、給水機も餌やり機も猫用トイレも全て最新式かつ全自動式だということが発覚。面倒くさがりな人でもどうにかなりそうな代物だった。
実際にどうやって手入れをするかを銀からレクチャーされたのに、理解したのかしてないのか「ふーん」と微妙な返事をする怜音。
「じゃあ、俺は帰るけど白猫ちゃんに何かあったらすぐに言えよ」
「引っ越すんじゃなかったのか?」
「白猫ちゃんがいる間はいるさ」
「だったらお前が預かってくれればいいのに」
銀は心底呆れた顔をし、ビシッと怜音を指差した。
「いいか?俺だってお前にこんな可愛いい子を預けておくなんて不安だし預かりたい気持ちは山々だけどさ。お前を信用して預けてくれた人に対して無責任すぎるだろ。これだけ充実した機械も揃えてもらってるんだし、責任持ってお前が預かるべきだ」
(流石銀ちゃん!素晴らしいよ!)
本来の姿であったなら拍手喝采ものだ。
ぐうの音もでない正論に真白はうんうんと頷きかけて、首を振った。
(いや、ダメじゃん!)
それが普通の預かり猫だったら問題ない。
だが、この真っ白な猫の中身は真白。
一ヶ月前に別れを告げた元カノで怜音を忘れたい女No. 1なのだ。
(絶対嫌だ!!これが夢だったとしても、絶対に!)
善良な銀に対して悪の心を持って欲しいと思ったのはこれが初めてだ。
(お願い銀ちゃん!私の想いを汲み取って!)
目を最大限にキュルキュル、ウルウルさせて猫撫で声を発して銀の手に擦り寄る。
「うっ」
動物好きな銀には効果的面で彼の瞳に迷いが生じ始めたのを感じとる。あと一息だ、と喜んでいると体が急に宙を浮いた。
怜音が真白の首根っこを掴んだのだ。
「こいつ、俺の時は飛び上がって逃げたくせに」
「お前がいかに最低な男か動物にはわかるんじゃないか?あと、抱っこするなら早くしてやれ!首だけ持ち上げたら苦しいだろ!」
銀に言われ、渋々といった感じで両手で抱き上げられて猫の体の癖に心臓が高鳴る。
「向かいの部屋で猫を飼ってた自分を恨むんだな」
「……引っ越しを検討しとくよ」
憎まれ口の応酬が終わった後、給水機も餌やり機も猫用トイレも全て最新式かつ全自動式だということが発覚。面倒くさがりな人でもどうにかなりそうな代物だった。
実際にどうやって手入れをするかを銀からレクチャーされたのに、理解したのかしてないのか「ふーん」と微妙な返事をする怜音。
「じゃあ、俺は帰るけど白猫ちゃんに何かあったらすぐに言えよ」
「引っ越すんじゃなかったのか?」
「白猫ちゃんがいる間はいるさ」
「だったらお前が預かってくれればいいのに」
銀は心底呆れた顔をし、ビシッと怜音を指差した。
「いいか?俺だってお前にこんな可愛いい子を預けておくなんて不安だし預かりたい気持ちは山々だけどさ。お前を信用して預けてくれた人に対して無責任すぎるだろ。これだけ充実した機械も揃えてもらってるんだし、責任持ってお前が預かるべきだ」
(流石銀ちゃん!素晴らしいよ!)
本来の姿であったなら拍手喝采ものだ。
ぐうの音もでない正論に真白はうんうんと頷きかけて、首を振った。
(いや、ダメじゃん!)
それが普通の預かり猫だったら問題ない。
だが、この真っ白な猫の中身は真白。
一ヶ月前に別れを告げた元カノで怜音を忘れたい女No. 1なのだ。
(絶対嫌だ!!これが夢だったとしても、絶対に!)
善良な銀に対して悪の心を持って欲しいと思ったのはこれが初めてだ。
(お願い銀ちゃん!私の想いを汲み取って!)
目を最大限にキュルキュル、ウルウルさせて猫撫で声を発して銀の手に擦り寄る。
「うっ」
動物好きな銀には効果的面で彼の瞳に迷いが生じ始めたのを感じとる。あと一息だ、と喜んでいると体が急に宙を浮いた。
怜音が真白の首根っこを掴んだのだ。
「こいつ、俺の時は飛び上がって逃げたくせに」
「お前がいかに最低な男か動物にはわかるんじゃないか?あと、抱っこするなら早くしてやれ!首だけ持ち上げたら苦しいだろ!」
銀に言われ、渋々といった感じで両手で抱き上げられて猫の体の癖に心臓が高鳴る。