ライオン王子に飼われたネコさん。
チッと舌打ちしたい気持ちを抑え、冷静に考える。
契約終了は怜音にキスをすることで完了。
ただし、その瞬間魔法は解けてしまうので、人間には戻れるが丸裸の状態になり、ライオンに喰われておしまいだろうということ。
そうならないためには寝てる間にキスしてしまえばいいのだが、逃げ出そうにも服とお金がない。最低、服は怜音から拝借すればいいがお金は無理。
ならば、紅羽の言う期限までは何とか持ち堪えるしかない。
さっきまでは途方なく思えたが、大雑把とはいえ期限があるなら何とかなるような気がしてくる。
いっそ、この生活を楽しんだものがちに思えてきた。
飢えることもなく、仕事に追われることもない。
ただ気まずい元カレとの生活があるだけ。
だが猫の姿なら問題ない。
とにかく、真白が絆されず、マシロが真白だとバレなければオッケー。
心を全く許さないと言うのは難しいので、敢えて好きのベクトルを変えてしまえばいいのかもしれない。
怜音のファンになったことは一度だってないが、ファン目線で「推しが本当に生きてる!」「一緒に生活してる!」という感じで見れば案外どうにかなるような気もする。
短くて一週間、長くて三週間。
その間、怜音へ心が流されず、これを最後の思い出として割り切ればいいだけのこと。
(耐えろ、真白。耐えるんだ。)
苦しい思いはしたくないし、出来れば三十になるまでに結婚だってしたい。だから怜音と決別した。
それに、実家にも連れて行ってしまうような人がいる彼は案外何でも一人でできていた。
(彼をダメにするのは私。私をダメにするのが彼。)
お互いのためでもあるのだ。
契約終了は怜音にキスをすることで完了。
ただし、その瞬間魔法は解けてしまうので、人間には戻れるが丸裸の状態になり、ライオンに喰われておしまいだろうということ。
そうならないためには寝てる間にキスしてしまえばいいのだが、逃げ出そうにも服とお金がない。最低、服は怜音から拝借すればいいがお金は無理。
ならば、紅羽の言う期限までは何とか持ち堪えるしかない。
さっきまでは途方なく思えたが、大雑把とはいえ期限があるなら何とかなるような気がしてくる。
いっそ、この生活を楽しんだものがちに思えてきた。
飢えることもなく、仕事に追われることもない。
ただ気まずい元カレとの生活があるだけ。
だが猫の姿なら問題ない。
とにかく、真白が絆されず、マシロが真白だとバレなければオッケー。
心を全く許さないと言うのは難しいので、敢えて好きのベクトルを変えてしまえばいいのかもしれない。
怜音のファンになったことは一度だってないが、ファン目線で「推しが本当に生きてる!」「一緒に生活してる!」という感じで見れば案外どうにかなるような気もする。
短くて一週間、長くて三週間。
その間、怜音へ心が流されず、これを最後の思い出として割り切ればいいだけのこと。
(耐えろ、真白。耐えるんだ。)
苦しい思いはしたくないし、出来れば三十になるまでに結婚だってしたい。だから怜音と決別した。
それに、実家にも連れて行ってしまうような人がいる彼は案外何でも一人でできていた。
(彼をダメにするのは私。私をダメにするのが彼。)
お互いのためでもあるのだ。