浅葱色と桜色
「陽葵くんといったかな?君が未来から


来たことは認めよう。ところで陽葵くん。


君は寝泊まりするところはあるのかね?」


「いいえ。今日この土地に来てそのまま


沖田さんと斎藤さんに連れてこられました


ので…」


「そういうことだったのか。


それならここに住むといい!」


名案と言いたいばかりの笑顔で近藤さんは


少女に言った。


もちろん僕は近藤さんの決めたことなら


賛成だ。


なにより少女にここにいてほしいとまで


思った。
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