獣人皇帝は男装令嬢を溺愛する ただの従者のはずですが!
私はマクシミリアン様に腕を取られたまま、引き摺られるように公園内を走りだす。
「あ、あの? 行くってどちらへ?」
「公園の管理事務所にシャワーが設置されている。もたもたするな」
途中、やっとのことで尋ねれば、鋭い叱責が返される。
「は、はいっ!」
この震えはマクシミリアン様が原因だし、私だって一応獣人の血を引く末裔。体はそれなりに頑丈に出来ている。少なくともこの程度で風邪を引くほどヤワではなかったのだが、ここは素直に口を噤んだ。
「まったく手がかかる奴だ」
「すみません」
シャワー室前の脱衣スペースで苛立たしげに吐き捨てるマクシミリアン様に、背中を丸めてビクビクと謝る。
「着替えもひと揃い用意があるそうだ。じきに届くだろう。タオルと一緒にここに置いておくから、ゆっくり温まってこい」
「はい、本当に色々とすみません。……あの、ここからはひとりで大丈夫ですので」
だからもう出て行ってくれまいか?そんな思いを言外に滲ませる。マクシミリアン様がここにいては、いつまで経っても服が脱げない。
「あ、あの? 行くってどちらへ?」
「公園の管理事務所にシャワーが設置されている。もたもたするな」
途中、やっとのことで尋ねれば、鋭い叱責が返される。
「は、はいっ!」
この震えはマクシミリアン様が原因だし、私だって一応獣人の血を引く末裔。体はそれなりに頑丈に出来ている。少なくともこの程度で風邪を引くほどヤワではなかったのだが、ここは素直に口を噤んだ。
「まったく手がかかる奴だ」
「すみません」
シャワー室前の脱衣スペースで苛立たしげに吐き捨てるマクシミリアン様に、背中を丸めてビクビクと謝る。
「着替えもひと揃い用意があるそうだ。じきに届くだろう。タオルと一緒にここに置いておくから、ゆっくり温まってこい」
「はい、本当に色々とすみません。……あの、ここからはひとりで大丈夫ですので」
だからもう出て行ってくれまいか?そんな思いを言外に滲ませる。マクシミリアン様がここにいては、いつまで経っても服が脱げない。