i -アイ-




「そうなのか?」



「んー、俺兄弟居ないからわかんないけど。」



そう言えばREIGNって兄弟いる人居ないのか。



スマホのバイブに気づき、画面を見る。

連絡に答え、ポケットにしまう。



「誰」



「友達」



ではないけど。



蓮を後ろに乗せ、家まで送る。

慎さんも帰ってきていたらしく、頭を下げてバイクを走らせた。



『今夜、来てくれるかい』


碧さんからの連絡。


制服を取りに家に帰って、碧さんの家まではバスで向かう。



『下に着きました』



エントランスに着き、連絡をすると通話が来た。



『もしもし』


「着きました」


『ありがとう。申し訳ないんだけど、これから言う場所に迎えに来てくれるかな』



……?なんだ?


そこは場所が場所だから、パーカーを目深に被って i のスタイルで向かう。


夜の繁華街。

久々に夜来たな。


煌びやかなここでは、あたしのような格好をしている人間は影と化す。


呼ばれた場所は中でも外装にお金がかかってて、何人も人が吸い込まれていく。


碧さん、あたしこれでも未成年だよ?


あたしが呼ばれたのは、高級キャバクラ。


碧さんの恋愛対象が男だとしても、碧さんは女性にもモテまくるだろう。

それにしても、だよ。



< 336 / 457 >

この作品をシェア

pagetop