i -アイ-
『お前らに会いたいって人達がすげえいるから、だんだん戻ってこい』
「了解」
その滝谷の指令を聞きいれた、その時。
「あの、すみません、えっと」
「名前なんて言うの?教えてよ」
しつこいナンパを受けるうちの生徒。
と思ったら、椎名さんだった。
「行ってきていい?」
蓮に聞けば
「俺も行く」
着いてきてくれるそうで。
その男2人の背中をトントンと叩けば、振り返り、息を飲むのが聞こえた。
「あたしたちのクラス、喫茶なんですけど、もし良かったら来てくれません?」
椎名さんが驚いたようにこちらを見ている。
「えっ、君たちもいるの?」
「うん、あたしたちもこれから教室戻るところでぇ」
お?釣れたな?
あたしたちの方が身長若干デカいけど、その辺気にしないんだ?
それを懸念して足元をあたし達はプレートで隠している。
そうすればヒール履いてると思われるかなってね。
「行くよもちろん。どんなサービスしてくれんの?」
下心丸出しの目。
「あはは、学校の文化祭ですよぉ?そぉゆーのは残念ながら無しです」
男たちの額を指で押せば、もうそいつらは表情筋をコントロール出来なくなったらしい。
椎名さんから引き剥がし歩き始める。
色々話しながら、後ろを見てプレートを振る。
口に人差し指を当てて。