今夜、妊娠したら結婚します~エリート外科医は懐妊婚を所望する~
外来は受付や会計を待つ患者さんでいっぱいだった。医師や看護師も多く行き交い賑やかだ。
コートを脱ぎ小脇に抱え、入口の脇の邪魔にならない位置でちょこんと立って待っていると。
「白雪さん!」
通路の奥から呼びかけられ視線を向けると、歩いてきたのは白衣を纏った眞木先生。
その格好はとびきり懐かしくて、勝手に頬がふにゃっと緩んだ。
八年前の記憶が蘇り、懐かしいような、甘酸っぱいような気持ちで胸が満たされる。
相変わらず頼もしく、歳を重ねたせいか貫禄も増して見える。
ああ、素敵だな……そんなことを思いながら、ぼんやりと見つめていると。
ふと、眞木先生のうしろに見覚えのある男性医師の姿を見つけて、私は表情を強張らせた。
背が高くスマートで、芸能人級の整った顔立ち。柔和で女性をあしらい慣れている甘いマスク。
さっき中庭で会ったチャラ医師だ。間違いない。
凍りつく私に気づかずに、眞木先生はいつもの爽やかスマイルを浮かべている。
コートを脱ぎ小脇に抱え、入口の脇の邪魔にならない位置でちょこんと立って待っていると。
「白雪さん!」
通路の奥から呼びかけられ視線を向けると、歩いてきたのは白衣を纏った眞木先生。
その格好はとびきり懐かしくて、勝手に頬がふにゃっと緩んだ。
八年前の記憶が蘇り、懐かしいような、甘酸っぱいような気持ちで胸が満たされる。
相変わらず頼もしく、歳を重ねたせいか貫禄も増して見える。
ああ、素敵だな……そんなことを思いながら、ぼんやりと見つめていると。
ふと、眞木先生のうしろに見覚えのある男性医師の姿を見つけて、私は表情を強張らせた。
背が高くスマートで、芸能人級の整った顔立ち。柔和で女性をあしらい慣れている甘いマスク。
さっき中庭で会ったチャラ医師だ。間違いない。
凍りつく私に気づかずに、眞木先生はいつもの爽やかスマイルを浮かべている。