愁い流して
「っ、、、嫌だ、本当は帰りたくない。
ここにずっといたい!
土方さんと離れたくない、、、っ!」



土方さんが私の体を抱きしめた



「うっ、、、わぁぁぁん!
ひっ、土方さんがっ
土方さんが私を変えたからっ!
土方さんのせいだ!
土方さんがいなければこんな辛い思いすることもなかったのに
こんな寂しい思いすることなかったのに!」



土方「俺も辛い、寂しい。
出来ることならずっとここにいて欲しいさ。
だがおまえが来なければ楽しかったことも嬉しかったことも起こっていなかった。
俺はお前に出会えてよかった。
来てくれてありがとう」



「土方さんの馬鹿!
土方さんやみんなが私を、、、っ!
私を生き返らせたから!

ずっと死んでたのに、、、
ずっと自分を感情を殺してきたのに、、、!
嬉しいことも楽しいことも辛いことも悲しいことも全てを捨ててきたのに!」



土方「お前はもう何もなくさなくていい。
周りに流されずにお前の意思でやりたいように生きればいい。
辛くなったら俺たちを思い出せ。
俺もおまえを想って生きる。
お前のことはずっと忘れない」



「土方さんは忘れる!
みんな私のこと忘れちゃうの!」



土方「忘れない。
みんなが忘れても俺は俺だけは絶対に忘れない。
お前に何を言われようとも俺は忘れない」



そんな嬉しいこと言わないで
忘れないことは出来ないとわかりきったことに逆らおうとして期待させないで



「うっ、、、うわあああん!」
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