嘘と愛

 いつもより激しいキスを繰り返され…
 そのまま抱きかかえられ寝室へ連れて行かれる…。


 産まれたままの姿になると、大雅の唇が激しく降りて来る…。
 今までよりも激しい大雅…。


 優しく零の体を愛撫しながら、キスの雨を降らして行く大雅…。
 感じている零を見ながら、大雅は入り口を広げてゆく…。

 入口は溢れんばかりの川の水が溢れていて、準備が整っていた。

「零…もう、これしないから…」


 避妊具を見せて大雅が言った。
 感じている表情のまま、零はそっと頷いた。


 ゆっくりと入って来る大雅を感じて、零はギュッと背中にしがみついた。
 力強く脈打つのを感じると、体が喜びを感じる…。

 今までと違う感度に、頭が真っ白になりそうになった零…。


「零…」
  
 大雅がそっと額をくっつけてきた。

「愛している…。一緒に、幸せになろう…」
「はい…」
 
 最高の喜びを2人で感じた…。






 2週間後。
 8月になり真夏の太陽がギラギラ輝いている。

 今日はわりと涼しくなったことから、零は大雅と一緒に椿のお墓参りに来た。
 療養施設の近くの、静かな森林に囲まれた墓地。

 一柳家のお墓に納骨されている椿。
 ちゃんと椿の名前も刻まれている。

 お墓に手を合わせる零と大雅。

「椿…。やっと、事件が終わったよ…。椿が一番望んでいた、平和な日がやっと来てくれたよ。一緒に迎えたかったね…」
 
 お墓に向かって零は語りかけた。
 真夏の太陽に照らされているお墓は、どこか神秘的で、なんとなく椿が喜んでいるような気がしてきた。
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