エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
二十二歳の詩織とは親子ほども年が離れているが、見た目は若々しく、気さくで会話上手な人なのでジェネレーションギャップは感じなかった。

きっかけは、詩織がNGを連発して落ち込んでいた時に、励ましてくれたこと。
それから撮影の合間に度々、相談にのってくれて、詩織は彼に好感を持った。

その気持ちが顔に表れていたのか、小関がふたりきりでの食事に誘ってきて、こう言った。

『清良といると楽しいんだ。俺たち、付き合わない? 周りには内緒で』

『嬉しいんですけど、内緒……ですか? あの、マネージャーさんが、誰かと交際することになったら、必ず報告するようにって……』

『言ったら反対されるよ。年が離れてるし、騙されてるって言われそう。ほら、テレビマンの中には女にだらしない奴もいるからさ。それに今はまだ撮影中だ。大っぴらにはできない。俺は清良を大切にしたい。だからこそ邪魔する者が現れないよう、関係は内緒にしておこう』

それが彼の誠実さからくる言葉だと信じた詩織は、まんまと騙され、喜びの中で純潔を散らした。

スカウトされて上京し、約二年。
純粋で人を疑わず、真っすぐに生きてきた結果がこれだ。

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