エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
「いえ、そんな……。きっと私の説明が下手なんです。気にしないでください」
詩織は幼い頃からお年寄りには親切にしなさいと教えられて育ってきた。
謝らせてはいけないという気持ちになり、笑顔を作る。
「わしは山田というんじゃ。お嬢さんのお名前は?」
「浅木です」
「浅木さんは優しくて親切じゃ。実は他の方にも道を尋ねようとしたんじゃが、無視されてのう。あなたのような心の清らかな人に出会えてよかった。本当にありがとう」
人助けをして感謝されるのは気持ちのいいものだ。
道案内だけでそこまで褒めて感謝してくれる山田に、こちらこそと言いたくなり、詩織は照れ笑いを浮かべた。
山田の歩調に合わせてゆっくりと五十メートルほど進むと、コインパーキングの前に差し掛かった。
そこで山田が足を止めた。
「わしの乗ってきた車がこれじゃ。乗って案内してもらおうかの」
「お車で近くまでこられていたのですね。えーと、小学校はもうすぐですし、このまま歩いても……」
山田は中背で細身だ。
腰が曲がり、杖をついているので警戒する必要はないのかもしれないが、今知り合ったばかりの人の車に同乗するのに抵抗を感じた。
詩織は幼い頃からお年寄りには親切にしなさいと教えられて育ってきた。
謝らせてはいけないという気持ちになり、笑顔を作る。
「わしは山田というんじゃ。お嬢さんのお名前は?」
「浅木です」
「浅木さんは優しくて親切じゃ。実は他の方にも道を尋ねようとしたんじゃが、無視されてのう。あなたのような心の清らかな人に出会えてよかった。本当にありがとう」
人助けをして感謝されるのは気持ちのいいものだ。
道案内だけでそこまで褒めて感謝してくれる山田に、こちらこそと言いたくなり、詩織は照れ笑いを浮かべた。
山田の歩調に合わせてゆっくりと五十メートルほど進むと、コインパーキングの前に差し掛かった。
そこで山田が足を止めた。
「わしの乗ってきた車がこれじゃ。乗って案内してもらおうかの」
「お車で近くまでこられていたのですね。えーと、小学校はもうすぐですし、このまま歩いても……」
山田は中背で細身だ。
腰が曲がり、杖をついているので警戒する必要はないのかもしれないが、今知り合ったばかりの人の車に同乗するのに抵抗を感じた。