エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
さらに両腕を結束バンドで縛られてしまい、身動きがとりにくい。
窓ガラスを叩いて他の車や通行人に助けを求めてみたが、気づいてもらえずに寂しげな場所まで連れてこられてしまった。
街灯もない細い一本道を、山田の車のライトだけが照らしている。
家々の窓明かりがポツリポツリと見えても、かなり遠い。
山田はニタニタしており、これから詩織に対して働く悪事を想像しているのではないだろうか。
このような状況の中でも、詩織は一滴の涙もこぼしていない。
決して諦めないと心を奮い立たせていた。
詩織を支えてくれるのは、愛しい矢城への想いだ。
(私が傷つけられてしまったら、矢城先生はきっと守れなかったと自分を責める。先生のせいじゃないのに、そういう人だもの。だからこそ、私は絶対に逃げなくてはいけない)
車が停車したのは、二階建て民家の敷地内であった。
手入れされていない庭木がうっそうと家を囲んでおり、高い塀のようだ。
築年数がかなり古そうな家に明かりは灯っておらず、山田がひとりで住んでいるのかもしれない。
見える範囲の全ての窓には鉄格子がされていて、詩織は青ざめる。
窓ガラスを叩いて他の車や通行人に助けを求めてみたが、気づいてもらえずに寂しげな場所まで連れてこられてしまった。
街灯もない細い一本道を、山田の車のライトだけが照らしている。
家々の窓明かりがポツリポツリと見えても、かなり遠い。
山田はニタニタしており、これから詩織に対して働く悪事を想像しているのではないだろうか。
このような状況の中でも、詩織は一滴の涙もこぼしていない。
決して諦めないと心を奮い立たせていた。
詩織を支えてくれるのは、愛しい矢城への想いだ。
(私が傷つけられてしまったら、矢城先生はきっと守れなかったと自分を責める。先生のせいじゃないのに、そういう人だもの。だからこそ、私は絶対に逃げなくてはいけない)
車が停車したのは、二階建て民家の敷地内であった。
手入れされていない庭木がうっそうと家を囲んでおり、高い塀のようだ。
築年数がかなり古そうな家に明かりは灯っておらず、山田がひとりで住んでいるのかもしれない。
見える範囲の全ての窓には鉄格子がされていて、詩織は青ざめる。