エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
最初に挨拶した時、そのクールな態度に拒絶されているのだと感じてしまった。
お騒がせ女優など迷惑だと思われている気がして怯えたのだが、違うということはすぐにわかった。
不倫騒動には一切触れてこないし、『詩織ちゃんに書類の作り方、教えてやって』と矢城に指示されれば、面倒くさがらずに丁寧に指導してくれた。
『これはよく引き受ける依頼だから、忘れないように』
そう言ってくれるということは、詩織を共に働く仲間として受け入れてくれたということだろう。
それを感じた時、詩織は安堵した。
そして今も、矢城のからかいから助けてくれたので、クールな見た目とは裏腹に赤沼は優しい人なのだと、詩織は感謝した。
静けさの戻った事務所内。
詩織は丸盆を片付けて、衝立の陰から出た。
すると玄関ドアが開き、元気な声が響く。
「矢城先生、ただいま!」
ピンク色のランドセルを背負った小学三年生の女の子は、美緒。
父親とふたり家族で、二階に住んでいる。
おかっぱ頭に勝気なクリッとした目をして、矢城が買ってあげたという星柄のスタジャンを着ていた。
お騒がせ女優など迷惑だと思われている気がして怯えたのだが、違うということはすぐにわかった。
不倫騒動には一切触れてこないし、『詩織ちゃんに書類の作り方、教えてやって』と矢城に指示されれば、面倒くさがらずに丁寧に指導してくれた。
『これはよく引き受ける依頼だから、忘れないように』
そう言ってくれるということは、詩織を共に働く仲間として受け入れてくれたということだろう。
それを感じた時、詩織は安堵した。
そして今も、矢城のからかいから助けてくれたので、クールな見た目とは裏腹に赤沼は優しい人なのだと、詩織は感謝した。
静けさの戻った事務所内。
詩織は丸盆を片付けて、衝立の陰から出た。
すると玄関ドアが開き、元気な声が響く。
「矢城先生、ただいま!」
ピンク色のランドセルを背負った小学三年生の女の子は、美緒。
父親とふたり家族で、二階に住んでいる。
おかっぱ頭に勝気なクリッとした目をして、矢城が買ってあげたという星柄のスタジャンを着ていた。