エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
若干、瞳がトロンとして、色っぽくはある。
それに気づくと、夜の蠱惑的な彼を想起してしまい、詩織の鼓動が高鳴った。
体の芯が熱くなりかけて慌てる。
こんなに明るいうちから温泉宿での情事を考えていたわけではないと、慌てて自己弁護した。
「そうじゃないんです。あの、家族が矢城先生のことを名前で呼ぶのが羨ましくて。私も呼んでみたいと思ったんですけど……」
恥ずかしいのでうつむき気味に、目線だけ上向けて矢城の顔色を窺った。
「お仕事中は今まで通りに。それ以外の時間は……駄目ですか?」と遠慮がちに問いかけたら、矢城の瞳が弧を描いた。
「呼んでみて」
「はい。浩介、さん……」
顔がカアッと熱くなる。
そのウブさに矢城の方が平常心を崩したようで、詩織の顎をすくうとキスをした。
「せ、先生、ここでは……」
台所には母がいて、座敷は大勢の声で賑やかだ。
いつ誰に見られるかわからず、詩織は矢城の胸を押した。
けれども両腕に閉じ込められ、離してくれない。
「先生? 名前で呼ぶんだろ?」
「あっ……」
いたずらめかした彼の瞳に、困りながらも嬉しそうな自分の顔が映っていた。
それに気づくと、夜の蠱惑的な彼を想起してしまい、詩織の鼓動が高鳴った。
体の芯が熱くなりかけて慌てる。
こんなに明るいうちから温泉宿での情事を考えていたわけではないと、慌てて自己弁護した。
「そうじゃないんです。あの、家族が矢城先生のことを名前で呼ぶのが羨ましくて。私も呼んでみたいと思ったんですけど……」
恥ずかしいのでうつむき気味に、目線だけ上向けて矢城の顔色を窺った。
「お仕事中は今まで通りに。それ以外の時間は……駄目ですか?」と遠慮がちに問いかけたら、矢城の瞳が弧を描いた。
「呼んでみて」
「はい。浩介、さん……」
顔がカアッと熱くなる。
そのウブさに矢城の方が平常心を崩したようで、詩織の顎をすくうとキスをした。
「せ、先生、ここでは……」
台所には母がいて、座敷は大勢の声で賑やかだ。
いつ誰に見られるかわからず、詩織は矢城の胸を押した。
けれども両腕に閉じ込められ、離してくれない。
「先生? 名前で呼ぶんだろ?」
「あっ……」
いたずらめかした彼の瞳に、困りながらも嬉しそうな自分の顔が映っていた。