エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
「すまなくないよ。先生、多めに材料費くれるから、私も助かるよ。孫たちにおもちゃを買ってあげられる」
ナワポンも、ワケアリ住人といえよう。
彼女は二年前に矢城に助けられたそうだ。
二十歳の時に日本人男性と結婚して来日し、豊かな日本で幸せな生活を夢見ていたのだが、実際はそれとは程遠い暮らしだった。
夫は暴力をふるい、生活費も満足に渡してくれない。
それでも子供のためと我慢し続け、二年前に末の息子が社会人になり家を出た。
そうなるともう夫との暮らしに耐え切れず、彼女は逃げ出したのだが……すぐに見つかり、路上で暴力を振るわれた。
そこに矢城が現れて助けに入り、傷の手当から離婚成立までの面倒をみてくれたという。
成人した子供が三人いるナワポンだが、子供の厄介にはなりたくないと独り暮らしを選んだ。
ちょうど二階の一室が空いたので、矢城の勧めでこのアパートを借りたのだという話を、詩織と初めて会った日に聞かせてくれた。
『私でも先生に助けてもらって人生やり直せたよ。若いあなたは絶対に大丈夫。元気出して』
ナワポンも、ワケアリ住人といえよう。
彼女は二年前に矢城に助けられたそうだ。
二十歳の時に日本人男性と結婚して来日し、豊かな日本で幸せな生活を夢見ていたのだが、実際はそれとは程遠い暮らしだった。
夫は暴力をふるい、生活費も満足に渡してくれない。
それでも子供のためと我慢し続け、二年前に末の息子が社会人になり家を出た。
そうなるともう夫との暮らしに耐え切れず、彼女は逃げ出したのだが……すぐに見つかり、路上で暴力を振るわれた。
そこに矢城が現れて助けに入り、傷の手当から離婚成立までの面倒をみてくれたという。
成人した子供が三人いるナワポンだが、子供の厄介にはなりたくないと独り暮らしを選んだ。
ちょうど二階の一室が空いたので、矢城の勧めでこのアパートを借りたのだという話を、詩織と初めて会った日に聞かせてくれた。
『私でも先生に助けてもらって人生やり直せたよ。若いあなたは絶対に大丈夫。元気出して』