エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
「駄目でしょうか?」と首をすくめて問いかければ、赤沼が代わりに答えてくれる。
「浅木さんを外出させていいものかと先生は迷っているんだよ。マスコミに追われていた君だからさ。だがこのまま一生、ここで引きこもっているわけにもいかない。先生、彼女に頼んでみましょう。追われるようなことがあれば、タクシーで帰ってくればいいでしょう」
矢城がじっと詩織を見て、「やれる?」と問う。
詩織は張り切って「はい」と答えた。
マスコミの不安はあるけれど、矢城の役に立てるという喜びの方が今は大きく、それほど恐怖に思わない。
時間とともに、心の傷が癒えてきたのかもしれない。
「やってもらえると助かるが、やっぱ心配だな……」と矢城は言い、詩織のスマホを要求した。
首を傾げつつ、言われるがままにスマホを持ってきて矢城に渡せば、いくつかアプリを勝手にインストールされる。
「矢城先生、なんのアプリですか?」
「君が目的地にちゃんとたどり着けるかどうかも心配だ。ナビとGPS追跡アプリ。子供の見守り用のやつな。近くのタクシーをすぐに呼び出せる配車サービスアプリも入れとくか。逃げる時に必要だ。後は……」
「浅木さんを外出させていいものかと先生は迷っているんだよ。マスコミに追われていた君だからさ。だがこのまま一生、ここで引きこもっているわけにもいかない。先生、彼女に頼んでみましょう。追われるようなことがあれば、タクシーで帰ってくればいいでしょう」
矢城がじっと詩織を見て、「やれる?」と問う。
詩織は張り切って「はい」と答えた。
マスコミの不安はあるけれど、矢城の役に立てるという喜びの方が今は大きく、それほど恐怖に思わない。
時間とともに、心の傷が癒えてきたのかもしれない。
「やってもらえると助かるが、やっぱ心配だな……」と矢城は言い、詩織のスマホを要求した。
首を傾げつつ、言われるがままにスマホを持ってきて矢城に渡せば、いくつかアプリを勝手にインストールされる。
「矢城先生、なんのアプリですか?」
「君が目的地にちゃんとたどり着けるかどうかも心配だ。ナビとGPS追跡アプリ。子供の見守り用のやつな。近くのタクシーをすぐに呼び出せる配車サービスアプリも入れとくか。逃げる時に必要だ。後は……」