エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
「せ、先生。私、上京して二年以上経ってます。ご心配はありがたいですけど、子供じゃないので、きっと大丈夫ですよ……」
赤沼が呆れてひと言、「過保護」と口にし、事務所スペースの方へ出ていった。
詩織もそう思ったが矢城の厚意をいらないとは言えず、入れられたアプリはそのままにして、お礼を言った。
「ありがとうございます。私、お役に立てるよう頑張ります」
「すでに役立ってるよ。詩織ちゃんがいると俺がやる気になれる。男はしょうもない生き物だから、女性の前ではかっこつけたくなるんだよ。どう? 今朝の俺もかっこいいだろ?」
矢城が無精ひげを撫で、口の端を上げた。
冗談なのは詩織にもわかる。
本気でかっこつけたいなら、もう少し身だしなみに気をつけるであろうから。
それでも詩織の目には、矢城が素敵に映っていた。
(矢城先生に助けられた人ってどれくらいいるんだろう。困っている人を見過ごせない、正義の味方みたいな人……)
「はい。矢城先生はかっこいいです」
詩織がそう言って微笑んだら、頬杖をついていた矢城の肘がテーブルから滑り落ちそうになる。
赤沼が呆れてひと言、「過保護」と口にし、事務所スペースの方へ出ていった。
詩織もそう思ったが矢城の厚意をいらないとは言えず、入れられたアプリはそのままにして、お礼を言った。
「ありがとうございます。私、お役に立てるよう頑張ります」
「すでに役立ってるよ。詩織ちゃんがいると俺がやる気になれる。男はしょうもない生き物だから、女性の前ではかっこつけたくなるんだよ。どう? 今朝の俺もかっこいいだろ?」
矢城が無精ひげを撫で、口の端を上げた。
冗談なのは詩織にもわかる。
本気でかっこつけたいなら、もう少し身だしなみに気をつけるであろうから。
それでも詩織の目には、矢城が素敵に映っていた。
(矢城先生に助けられた人ってどれくらいいるんだろう。困っている人を見過ごせない、正義の味方みたいな人……)
「はい。矢城先生はかっこいいです」
詩織がそう言って微笑んだら、頬杖をついていた矢城の肘がテーブルから滑り落ちそうになる。