都合のいい女になるはずが溺愛されてます
佐久間に弄ばれて焦らされて快感に溺れていく。
手を引かれてようやく湯船に浸かったころには、裸だから恥ずかしいとかそんな気持ち、どうでもよくなっていた。


「後ろ向いて」


温泉に浸かって息をついたのも束の間、佐久間の言葉に逆らえず、言われた通り立ち上がって後ろを向く。

浴槽のふちに手をついたら、閉じた脚の間に大きく膨らんだ熱を擦り付けてくる。
気持ちいいところに擦れて声が漏れてしまう。


「あー、これやば」


挿入ってないとはいえ、ゴムしてないから抵抗しないと。そう思うのに身体が動かない。
ダメって分かってるのに気持ちいい。
どうして人間は背徳的な欲望に弱いんだろう。


「ねえ、このまま挿入っちゃうけどいいの?」

「……」


……どうしよう、このままして欲しいって思ってる。
でもゴムしないと危ないし、と葛藤していたら佐久間は角度を変えた。


「あ、やだっ」

「遅いって」

「~~~ッ、あぁ……っ!」


ゆっくり侵入してくる佐久間の膨張した熱。
奥を小突く熱が抵抗する力を奪っていく。

おかしい。元カレの時はゴム越しも直接も感覚が同じで分かんなかったのに、佐久間は全然違う。
なんでこんな気持ちいいの?


「あ、んっ、これ……ダメ」

「声出したら気づかれるよ」

「いじわる、っ、嫌い……」

「だからヤってる時にそれ言うのやめろ」


いつもより余裕がない佐久間の吐息混じりの声。
激しく動いてきて、今度こそ抵抗しなきゃいけないのに身体は正直に快感を受け入れてしまった。
< 111 / 263 >

この作品をシェア

pagetop