Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「うん。北郷の別荘。理輝も知ってるよ。」

そうなんだ…。こんなところに?

夜中だしよくわからないけれど、キーンとした寒さがあり、まわりにはなんとなく雪のあとがあるように見えた。
まわりのかんじからしても別荘地のような感じがしたし、きっと高級セレブたちの保養所なのだろう。

建物の中に入ってみると、綺麗に整頓されており、結構頻繁に使われている感じがする。

「よく来られるんですか?」

「え?わかる?」

「なんとなく。ちゃんと綺麗にされてて…。人が常に使ってるようなかんじがあるので…」

「まぁね。よく来るかな。特に俺。OFFのときはたいていここ。」

「そうなんだ…」

亜輝さんはくすっと笑った。

失恋した時とかもここで一人で心癒すんだよね。

「失恋?したんですか?」

「あ、今日は別。ちょっと行きたいお店があるんだよ。明日の朝だけどね。突然食べたくなるんだよ。そこの朝飯。」

「朝飯ですか?」
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