Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「もなか七未もきら~い。」

横で七未さんがイジワルそうな笑みをうかべてつぶやいた。

「たしか理輝もきらいだよね。彼女のくせにそんなことも知らないの?」

え?
そうなの?
理輝がもなかきらいって…
知らない…。

わたしってもしかして彼女失格?

七未さんがくすくす笑って理輝のほうを見た。

「ねぇ。理輝。」

「ああ。まぁ。だけど、言ってなかったんだから知らなくて当たり前だろ?別にいいじゃんそんなん。」

理輝はそういうと立ち上がった。

「そろそろ帰ろ。結菜行こ。」

「あ、うん。」

「理輝。待ちなさい。もうその女とは別れなさい。お母さんはやっぱり認めません。」

う…。
あまりにストレートな言葉に気を失いそうになった。

どんなにわたし嫌われてるんだろう…。
そこまで憎いのかな…。

ほんとに悲しくなってくる…
もう…さすがに限界…

涙でてきそう…。

そう思って、それでも耐えようと思ってぎゅって自分で自分の手を握り締めたときだった。
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