Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「理香子…おまえ…」

お父さまがキラキラした目でお母さまを見た。

「けど、理輝が…」

「母さん。ごめん。」

「え?」

ベッドの上にもどって座っていた理輝が深く頭をさげた。

「今まで、かなり俺も無茶苦茶な息子だったと思うよ。」

「理輝?」

「高校で勝手に家は出てくしさ。亜輝んとこ就職するってのも勝手に俺が決めたことだし、そういうの、相談もせずに勝手に決めたのは悪かったって思ってる。だから、ごめん。」

「……」

お母さまが絶句している。

「ただ、結菜のことはもう地球がひっくりかえったって、俺は離さないつもりだから。母さんが何言ったって絶対に別れるつもりはない。けどさ。」

理輝がわたしを見て、そしてお母さまのほうへまた向き直った。

「母さんが認めてくれないと、俺たち前に進めないんだよ。」

そしたらお母さまはつかつかとわたしの前にやってきて止まった。

え?
何…か言われる…のかな?
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