Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「おいしい。」

「だろ?」

ラーメンはズルって豪快に食べる。

「今日はおいしいことばっかだよ。」

「あー。恵梨香さんのさ。料理うめーだろ?」

「うん。すっごいおいしい。リーズナブルであったかい家庭の味なのに極上で。」

「俺さ。自炊しねーから。ときどき兄貴ん家行ってご馳走なる。家庭の味に飢えたらな。」

「そう…」

「俺昔から母さんとはあんまりで、高校から今のところで一人暮らししてるから。」

「マジで?じゃ、智輝さんが結婚するまでどうしてたの?ごはん。」

「亜輝んとこ。要するにKITAGOの社長ん家でよくご馳走になってた。亜輝も料理すんだよ。まあ亜輝の母親もうまいし。今もときどき世話んなってるけどね。」

何身の上話してんだろ?俺…

「そっか…高校から1人なんだ…」

「まあな。母さんとは…火と火ってか…まあ性格同じなんだろな。小さい頃からぶつかってばっかでさ。あのマンション。高校の友達の親が持ってるやつでさ。喧嘩して家出て、あそこ転がり込んでそれっきり。」

「マジで?」
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