Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「ねぇ。変だよ。理輝。」

「え?」

「なんか他のこと考えてる?」

あー。考えてるよ。
自分が初めて好きになった女についてな…

「別に…。あ、そうだ。おまえ…いつなの?」

「何が?」

「誕生日。10月だろ?」

「え?なんで知ってんの?わたし言ったっけ?」

不思議そうな顔でこっちを見る。

「この間、オパールのネックレスしてたろ?だからたぶんそうかなって。」

「ウソ。すごい。盗撮力!さすが理輝。」

そうだ。俺ならこんくらい…

「さすが女慣れしてんね。」

うっ…
そうきたか…
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