Favorite Love~本命は一番近くにいた~
「ねぇ。昼ごはんなんだけどさ。」

「あー。どうする?レストラン入る?」

しばらく歩きながら動物見てて、ちょっと歩き疲れてきたころ…
時計もお昼を指していた。

「作って来たよ。」

「え?」

理輝の顔がパッと輝いた。

「マジ?」

「うん。理輝が家庭料理食べたいっていうからさ。関西の味付けだからお口に合うかわかんないけどね。」

「いい。そんなん全然。早く食おうぜ。」

持って来ていたレジャーシートを、猿山の前の広場みたいになってるところのよさそうな場所に敷いて、わたしはお弁当箱を開けた。

これを昨日作ってたんだって…
ほんと…結構遅くまでかかったんだから…

「うわお。うまそう。」

理輝は、おはしを持つと早速、鶏の唐揚げをつまんだ。

「うん。うまい。」

「カシワからいきますか。」

「カシワ?」

「あー。ごめん。関西じゃ鶏のことカシワって言うの。」

「へー。おもしろいな。」

そう言いながらも、パクパク食べて行く。
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