初対面の男の人とルームシェアリング始めました。
月曜日は、4限までびっしり授業が詰まっていて、午後4時40分にやっと解放された。

「お茶でも飲んでく?」

雪乃が陽葵を誘ってくる。

「ごめん、今日は・・・買い物して帰らなきゃいけないし」

「そっかぁ。あのさ、実のことなんだけど」

「なに?」

「ちゃんと・・・振ったんだよね?」

「うん。・・・だから、雪乃、がんばってね」

「・・・っっっ!なんでそれを」

「見てれば、分かるよ」

「でも、まだ、実は陽葵のこと好きだよ。私も、見てれば分かる」

哀しげに、だけど、はっきりと、雪乃は言った。

「だから、時間がかかると思う。でも、あきらめないよ、私」

「応援してる、私。大好きな2人だもん」

「ありがとう」

すがすがしい笑顔になって雪乃は言った。

「じゃあ、行くね。蓮くんに予定聞いとく」

「うん。また明日」

本当に、雪乃と実がうまく行ってくれればいいな。雪乃の気持ちは痛いほど分かる。
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