癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
森を抜け街に着くと、街は思っていたよりも、とても賑やかで、昼間かと見間違うほど明るかった。
お祭りでもしているかのように、ランタンがそこら中にたくさんぶら下げられていた。人も多く、露店なども出ており、あちらこちらにテーブルと椅子が置かれ満席状態で、お酒を片手に何度も乾杯をしている人達などもおり、とても騒がしかった。
「先に宿を見つけましょう!」
と、アンはそう言ってから、ソフィアの了承を得る間もなく、一人でスタスタと近くの宿に入って行った。しかし、アンは焦った様子ですぐに出て来た。
「この辺りの宿はすでにいっぱいみたいです。魔物が復活したことで、4国全土から、新聞屋達が集まってきたようで。」
「それでこんなに人が多くて賑やかなのね。」
「そんな、感心してる場合じゃないですよ!ソフィア様に野宿なんてさせられません!私、街はずれまで捜して参ります!」
と、アンが1人で行こうとすると、シルバーが長い腕をアンの前に差し出し、制止した。
「待て待て、先に食事を取られた方がいいのでは?」
「確かに…。宿だけでなく、食事が出来る店もどこも満席ね。」
と、周囲を見ながらソフィアが言った。
「そこの飲み屋にしましょう!」
と、シルバーが一瞬空いたテーブルをすぐに確保した。さり気なく仕切って頼りがいのあるシルバーに、アンも心を許し始めていた。
3人がテーブルに着くと、
「さて、よろしければ旅の目的を教えて頂けますか?」
と、シルバーがソフィアに切り出した。
ソフィアはロエルの身分は黙っておくことにした。
「えっと、魔物討伐に来た私の婚約者を追いかけて…。」
「なるほど。あなたの力があれば怪我をしても安心ですね。」
そこへ、飲み屋の女将が、
「いらっしゃい!なんにします?」
と、注文を取りに来た。するとシルバーが、
「とりあえず、3人分の食事を。それにしてもすごい人ですね。」
と、さり気なく街の様子を聞いた。
「そりゃそうだよ。80年間閉じ込められていた銀狼様がやっと解放されたからね。」
「銀狼様?」
アンが聞き返した。女将はかまわず、振り返ると大きな声で、
「ここにセット3つね!」
と、他の店員に叫ぶと、再びこちらを向き、アンの質問に答えた。
「おや?あんた達銀狼様を知らないのかい?さてはよそ者だね。銀狼様はこの街の守り神さ。だから、街の人達も大喜びでお祭り騒ぎになってるんだよ。」
お祭りでもしているかのように、ランタンがそこら中にたくさんぶら下げられていた。人も多く、露店なども出ており、あちらこちらにテーブルと椅子が置かれ満席状態で、お酒を片手に何度も乾杯をしている人達などもおり、とても騒がしかった。
「先に宿を見つけましょう!」
と、アンはそう言ってから、ソフィアの了承を得る間もなく、一人でスタスタと近くの宿に入って行った。しかし、アンは焦った様子ですぐに出て来た。
「この辺りの宿はすでにいっぱいみたいです。魔物が復活したことで、4国全土から、新聞屋達が集まってきたようで。」
「それでこんなに人が多くて賑やかなのね。」
「そんな、感心してる場合じゃないですよ!ソフィア様に野宿なんてさせられません!私、街はずれまで捜して参ります!」
と、アンが1人で行こうとすると、シルバーが長い腕をアンの前に差し出し、制止した。
「待て待て、先に食事を取られた方がいいのでは?」
「確かに…。宿だけでなく、食事が出来る店もどこも満席ね。」
と、周囲を見ながらソフィアが言った。
「そこの飲み屋にしましょう!」
と、シルバーが一瞬空いたテーブルをすぐに確保した。さり気なく仕切って頼りがいのあるシルバーに、アンも心を許し始めていた。
3人がテーブルに着くと、
「さて、よろしければ旅の目的を教えて頂けますか?」
と、シルバーがソフィアに切り出した。
ソフィアはロエルの身分は黙っておくことにした。
「えっと、魔物討伐に来た私の婚約者を追いかけて…。」
「なるほど。あなたの力があれば怪我をしても安心ですね。」
そこへ、飲み屋の女将が、
「いらっしゃい!なんにします?」
と、注文を取りに来た。するとシルバーが、
「とりあえず、3人分の食事を。それにしてもすごい人ですね。」
と、さり気なく街の様子を聞いた。
「そりゃそうだよ。80年間閉じ込められていた銀狼様がやっと解放されたからね。」
「銀狼様?」
アンが聞き返した。女将はかまわず、振り返ると大きな声で、
「ここにセット3つね!」
と、他の店員に叫ぶと、再びこちらを向き、アンの質問に答えた。
「おや?あんた達銀狼様を知らないのかい?さてはよそ者だね。銀狼様はこの街の守り神さ。だから、街の人達も大喜びでお祭り騒ぎになってるんだよ。」