癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
女将の話
「80年前、あの森は「狼の森」と呼ばれていて、いろんな魔物や動物が、平和に暮らしていたんだ。狼の森の中に泉があってね。その泉のきれいな水のお陰で、どの動物も飢えることなく暮らすことが出来たんだ。で、その泉を守っていたのが、銀狼様と呼ばれていたジャイアントウルだ。銀狼様がいたからこそ、泉が誰かに独り占めされることがなく、みんな安全に安心して泉の水を使うことが出来たんだ。その銀狼様にはそれはそれは美しい女の狼の魔物の恋人がいてね。二人ともとても愛し合っていたんだ。だが、ある日、泉の水で銀狼様の恋人が人の姿で水浴びをしていたのを、その当時の風の国の王に見られてね。
王は一瞬で彼女の美しさの虜になって、彼女を側室にしようとしたんだが、もちろん銀狼様が阻止してね。
ところが、諦めきれない風の国の王は、兵士達に命令して、泉に毒を入れさせたんだ。
それを知らずに泉の水を飲んだ動物や魔物達が次々と倒れてね。もちろんその中には銀狼様の恋人も。
で、王は、銀狼様に、取引を持ちかけたんだ。
彼女達を助けたかったら、山の奥の洞窟へ行けと。そこに行けば、解毒剤で全員助けると。
罠と分かっていても、どうすることも出来ない銀狼様はその言葉を信じるしかないと思い、言われた通り洞窟へ入ったんだ。入った瞬間、銀狼様は、魔力が使えなくなり、そのまま洞窟を塞がれ閉じ込められてしまったんだ。
泉に混ぜた毒も、解毒剤なんて必要なく、2~3時間で分解され回復出来るものだったんだよ。
で、風の国の王は、その間に倒れている彼女を城へ連れて行ったんだが、そのことを知った魔女達がたいそう怒ってね。すぐに銀狼様の恋人を風の国の王から救い出し、どこか遠くに隠してしまったんだ。
だから、銀狼様は、恋人が生きているか死んでいるかも分からないまま80年間ずっと閉じ込められていたんだよ。」
「80年前、あの森は「狼の森」と呼ばれていて、いろんな魔物や動物が、平和に暮らしていたんだ。狼の森の中に泉があってね。その泉のきれいな水のお陰で、どの動物も飢えることなく暮らすことが出来たんだ。で、その泉を守っていたのが、銀狼様と呼ばれていたジャイアントウルだ。銀狼様がいたからこそ、泉が誰かに独り占めされることがなく、みんな安全に安心して泉の水を使うことが出来たんだ。その銀狼様にはそれはそれは美しい女の狼の魔物の恋人がいてね。二人ともとても愛し合っていたんだ。だが、ある日、泉の水で銀狼様の恋人が人の姿で水浴びをしていたのを、その当時の風の国の王に見られてね。
王は一瞬で彼女の美しさの虜になって、彼女を側室にしようとしたんだが、もちろん銀狼様が阻止してね。
ところが、諦めきれない風の国の王は、兵士達に命令して、泉に毒を入れさせたんだ。
それを知らずに泉の水を飲んだ動物や魔物達が次々と倒れてね。もちろんその中には銀狼様の恋人も。
で、王は、銀狼様に、取引を持ちかけたんだ。
彼女達を助けたかったら、山の奥の洞窟へ行けと。そこに行けば、解毒剤で全員助けると。
罠と分かっていても、どうすることも出来ない銀狼様はその言葉を信じるしかないと思い、言われた通り洞窟へ入ったんだ。入った瞬間、銀狼様は、魔力が使えなくなり、そのまま洞窟を塞がれ閉じ込められてしまったんだ。
泉に混ぜた毒も、解毒剤なんて必要なく、2~3時間で分解され回復出来るものだったんだよ。
で、風の国の王は、その間に倒れている彼女を城へ連れて行ったんだが、そのことを知った魔女達がたいそう怒ってね。すぐに銀狼様の恋人を風の国の王から救い出し、どこか遠くに隠してしまったんだ。
だから、銀狼様は、恋人が生きているか死んでいるかも分からないまま80年間ずっと閉じ込められていたんだよ。」