癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
ジョンは家に着くまでの間に、ソフィア達に自分の話をした。

「ブラスト城での一件で、兵士を辞めて、今は父の元で家具職人の修行をしながら、出た廃材を薪や木材チップにして売ったりもしています。これは今日の売れ残りです。」

と言って、薪を軽く持ち上げて笑って見せた。

「もしかして、兵士を辞めたのは私のせいですか?」

と、ソフィアが聞くと、

「いえいえ!もともとお金の為に兵士になったようなものだったので、忠誠心も無かったんです。あの一件がきっかけにはなりましたが、ソフィア様は関係ありませんよ。」

と、否定した。そして、木で出来た柵を押し開けながら、

「さあ、着きました。ここです。」

と、言った。

見ると、木の柵で囲まれた中に、木造の家が立っており、その横には小さな作業場と思われる小屋があり、小屋の横には丸太が山積みになっていた。いかにも木工職人の家という佇まいだった。

すぐに、ジョンはソフィア達を家の中に招き入れてくれた。
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