癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~

ソフィアはロエルのそんな態度に、先程、自分が発した言葉に対して怒っているのだと思った。

ああ、私ったら結婚しないとか嫌いになるとか…なんであんなこと言ってしまったのかしら…。

ソフィアは自己嫌悪に陥り、ロエルの顔をまともに見ることが出来なくなった。

ソフィアは緊張からなのか、どんどん早くなる心臓の音に、体が震えそうになるのを抑えた。この場から逃げ出したい気持ちもあったが、協力を惜しまないロエルに感謝の気持ちがあり、それだけは伝えなければと思い、勇気を振り絞り、

「さっきはひどいことを言ってごめんなさい。それとありがとう…。」

と、ソフィアは恐る恐るロエルに言った。しかし、ロエルは、

「許さない。」

と言って、ソフィアの両手首を掴み、そのまま左右に開くと扉に押しつけた。
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