癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
「え?」
ソフィアがその状況に、驚き顔を上げると、ロエルはそのまま言葉を続けた。
「俺はずっと我慢しているのに、他の男の腕の中にいる君と再会するなんて…。」
「な、何を言っているの?あれはそんなんじゃ…。」
「分かってる。分かってるんだ。頭の中では不可抗力だったって…でも…。」
ソフィアはロエルの言葉を聞いて、ロエルが怒っていたのは、ソフィアが発した言葉ではなく、シルバーに触れられていたことだと理解した。ソフィアはそんなことで怒っているロエルがとても愛おしく感じた。そして、そう思ったのが表情に出てしまい、ソフィアはついクスッと笑ってしまった。
「何がおかしい?」
と、ロエルに不機嫌そうに聞かれ、ソフィアは、
「可笑しくないです。その…ロエルのやきもちがうれしくて…。」
と、答えた。するとロエルは、納得したように、
「そうか…俺は嫉妬していたのか…。」
と言った。先ほどより落ち着いた様子のロエルを見て、ソフィアは、安堵してロエルに話しかけた。
「あの…、仲直りも出来たことだし、そろそろ手を離してもらえるかしら?」
「仲直り?」
「ええ。」
「まだ仲直り出来てないよ。」
「えっ?!まだ怒ってるの?!」
と、ソフィアはびっくりして聞き返した。
「ああ。怒ってるよ。でも恋人同士が簡単に仲直り出来る方法を知ってる。」
「それはどんな方法なの?」