癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
「えっー??」
「エーッ??」

皆が驚き声を上げた。

「も、もしかしてビアンカ女王様が??」

と、ソフィアが聞くと、

「違う。その隣で座っていた御者だ。」

「なぜ分かったの?」

「匂いだ。間違いない。」

「じゃあ、どうして?どうして、二人とも再会を喜ばなかったの?80年ぶりでしょう?」

「分からない。でも、何か事情があるのだと思う。」

と、シルバーが言うと、ロエルが、

「とりあえず、風の国に残ることは許可出来ない。ビアンカ女王の側近のようだし、これ以上ここで問題を起こされても責任は取れない。とにかく、先に彼女がシルバーから隠れた理由を確認するべきだ。話しに寄れば魔女達も絡んでいるようだし、西の魔女に話を聞きに行こう。理由が分かるかもしれない。」

「分かりました。」

と、シルバーはアイスが去って行った方向を名残惜しそうに見つめると、やや不満げに了承し、一行は一旦火の国へ帰ることとなった。


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