癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
火の国 ファイアウォール城

「おかえりなさいませ。」

アルバートをはじめ、その他の執事や侍女達がロエル達を迎え入れた。

「討伐は終わったのですね。本当に良かったです。これでお式にも間に合います。」

と、アルバートは安堵しながら言った。

「いや、今からすぐに西の魔女のところへ行く。」

「ええ?!今度は何ですか?」

「馬を乗り換える。詳しくは帰ってから説明する。とりあえず、ソフィアとアンを休ませてくれ。」

「待ってロエル!私も一緒に行くわ!」

と、ロエルに駆け寄りソフィアが言った。

ロエルはそっとソフィアの肩に手を置き、

「ソフィア、頼むからここで待っていてくれ。」

と、優しい口調で諭すように言ったが、

「ドラゴン渓谷を通るなら私も一緒の方がいいわ。私がいればドラゴン達は敵とは思わないから。」

と、ソフィアにそう言われ、

「…分かった。」

ロエルは渋々了承した。
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