癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
「その契約とは?」
シルバーに聞かれ、リンデルは、指で本の文字をなぞりながら、坦々と読み上げた。
「その生涯を土の国の女王に捧げる。と書いてある。」
「…なるほど。だから知らぬフリをしたのだな。」
と、ロエルが納得したように頷いた。だが、納得出来ないシルバーが、
「なぜそんな契約を?その契約、なかったことには出来ないのですか?一生なんて…。」
と、切なそうに聞いた。
「土の国は代々魔物を軍事に利用している国よ。男は信用出来ないという考え方と、女王制もあって、特に側近には女の魔物を置く習わしがあるから、その時に魔物と契約を交わすのよ。逆らわないように、逃げないようにね。おそらく、風の国から身を守る条件で契約を交わしたはず。」
「もし、その契約を破って逃げたとしたら?」
と、シルバーが聞くと、
「呪いが発動するわ。」
と、リンデルが静かに答えた。
「呪い…?」
「そう…死という呪いがね。」
その言葉に一同が、シンと静まり返った。しかし、ソフィアが、
「それなら、ビアンカ女王様に、その契約を破棄してもらいましょうよ!」
と、提案したが、すかさずリンデルが、
「80年前の女王と契約をしているからな、ビアンカ女王がそれを反故に出来るかどうか…。」
「契約を無しにするってそんなに大変なことなのですか?」
と、ソフィアが聞くと、リンデルが、
「ああ。魔女が作った特別な紙でお互いの血判を押して契約書を作るからね。」
「まぁ、いずれにせよ、ビアンカ女王と1度話をしなければ…。」
と、ロエルが言った。
シルバーは黙ったまま、膝の上で握り拳にぎゅっと力を込めた。
シルバーに聞かれ、リンデルは、指で本の文字をなぞりながら、坦々と読み上げた。
「その生涯を土の国の女王に捧げる。と書いてある。」
「…なるほど。だから知らぬフリをしたのだな。」
と、ロエルが納得したように頷いた。だが、納得出来ないシルバーが、
「なぜそんな契約を?その契約、なかったことには出来ないのですか?一生なんて…。」
と、切なそうに聞いた。
「土の国は代々魔物を軍事に利用している国よ。男は信用出来ないという考え方と、女王制もあって、特に側近には女の魔物を置く習わしがあるから、その時に魔物と契約を交わすのよ。逆らわないように、逃げないようにね。おそらく、風の国から身を守る条件で契約を交わしたはず。」
「もし、その契約を破って逃げたとしたら?」
と、シルバーが聞くと、
「呪いが発動するわ。」
と、リンデルが静かに答えた。
「呪い…?」
「そう…死という呪いがね。」
その言葉に一同が、シンと静まり返った。しかし、ソフィアが、
「それなら、ビアンカ女王様に、その契約を破棄してもらいましょうよ!」
と、提案したが、すかさずリンデルが、
「80年前の女王と契約をしているからな、ビアンカ女王がそれを反故に出来るかどうか…。」
「契約を無しにするってそんなに大変なことなのですか?」
と、ソフィアが聞くと、リンデルが、
「ああ。魔女が作った特別な紙でお互いの血判を押して契約書を作るからね。」
「まぁ、いずれにせよ、ビアンカ女王と1度話をしなければ…。」
と、ロエルが言った。
シルバーは黙ったまま、膝の上で握り拳にぎゅっと力を込めた。