癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
水の国の騎士団長が泊まっている部屋
ガチャッ バーン
扉が勢いよく開き、騎士団長が部屋に戻ってきた。
「お疲れさまです。早かったですね。」
と、副団長が言うと、団長は襟元を緩めながら、
「ああ。それより、何か分かったか?」
と、部下達に尋ねた。
「分かりましたよ!下っ端の兵士に金を積んだらすぐに話してくれました。」
騎士団長はそのままスタスタと早足で歩くと、ドカッと椅子に座り、
「話してくれ。」
と言うと、副団長が立ったまま話し始めた。
「兵士の話では、魔物を捜索していた森で、瀕死の傷を負ったジャイアントウルフの血痕と血だまりがあったにもかかわらず、忽然と、消えた…と。おそらく火の国の癒しの力を持つ者がが助けたのではないかと。」
「癒しの力を持つ者がまだいたのか。…実験の邪魔だな。摩殺水を使えたとしても、助けられたら意味が無い。先に癒しの者を消せ。」
「ええ?!待ってください!さすがに他国の人間を殺すというのは…。」
「では、癒しの力を消滅させろ。」
「消滅?」
「お前達は何も知らないのか。重傷を負わせろ。自分自身に癒しの力を使った時点で癒しの力はなくなるはずだ。」
ガチャッ バーン
扉が勢いよく開き、騎士団長が部屋に戻ってきた。
「お疲れさまです。早かったですね。」
と、副団長が言うと、団長は襟元を緩めながら、
「ああ。それより、何か分かったか?」
と、部下達に尋ねた。
「分かりましたよ!下っ端の兵士に金を積んだらすぐに話してくれました。」
騎士団長はそのままスタスタと早足で歩くと、ドカッと椅子に座り、
「話してくれ。」
と言うと、副団長が立ったまま話し始めた。
「兵士の話では、魔物を捜索していた森で、瀕死の傷を負ったジャイアントウルフの血痕と血だまりがあったにもかかわらず、忽然と、消えた…と。おそらく火の国の癒しの力を持つ者がが助けたのではないかと。」
「癒しの力を持つ者がまだいたのか。…実験の邪魔だな。摩殺水を使えたとしても、助けられたら意味が無い。先に癒しの者を消せ。」
「ええ?!待ってください!さすがに他国の人間を殺すというのは…。」
「では、癒しの力を消滅させろ。」
「消滅?」
「お前達は何も知らないのか。重傷を負わせろ。自分自身に癒しの力を使った時点で癒しの力はなくなるはずだ。」