癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~

バスク王子は、座ったまま、呆気に取られており、水の国の騎士団達は、その大きさ、恐ろしさに後ずさりしたが、騎士団長だけは、

「はっはっはっ!素晴らしい!!」

と、言いながら、巨大な狼になったシルバーに近づいてきた。

それに気づいたシルバーはすぐに人の姿になろうと、シュワシュワと音を立てながら、変身しかけた時、騎士団長が、素早く服のポケットから出した小瓶の蓋をキュポンと開け、シルバーに向かって小瓶の中の液体をまいた。

「あっ!!」
「何を!?」

その場にいた皆が突然のことに声を出したが、変身途中のシルバーは、その場から逃げることが出来なかった。

パシャッ!

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