癒しの君と炎の王 2~炎の王は癒しの娘をさらに溺愛中~
「80年間も閉じ込めておいて、バスク王子は勝手だわ!」

と、ソフィアが口を尖らせて言うと、ロエルが諭すように、

「まぁ、そう言うな。閉じ込めたのはバスク王子ではないからなぁ。で、どっちに住むんだ?」

「アイスを守ってくれた土の国に、私が恩返しをしたいので、しばらく土の国に住んでから、いずれ、風の国に戻ろうと思っています。」

「そうか。ま、いずれにしても、何かあったらいつでも火の国を頼ってくれ。力になる。」

「有り難きお言葉。」

と言って、シルバーは頭を下げた。

コンコンコン

と、扉がノックされた。

「失礼致します。」

と、言ってアルバートが入ってきた。

「皆様こちらでございましたか。そろそろリハーサルを行いたいのですが…。」

と、アルバートが言うと、

「分かった。」

とロエルが言って、皆揃って部屋を出た。


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