婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
一日降り続いていた雪も、夕刻にはぴたりと止んだ。兵達がぱらぱらと本陣に戻りはじめていた。だが、空が藍色から墨色に変わる時刻になっても、レナートは戻ってこなかった。
なにかあったのだろうか。
不吉な予感ばかりがオディーリアの頭をよぎる。
「やっぱり戦は勝ったって! でも戻ってきた兵達はレナート様のことはわからないって……」
情報を聞き出してきたクロエの報告に、オディーリアは肩を落とす。勝利は嬉しいが、レナートが戻らないなら意味がない。
クロエは慌てたように、つけ足した。
「あっ、でもねでもね。大将の怪我とかの情報って普通はあっという間に広まるんだって。だから、なにも耳に入ってこないってのは無事の証だって、みんな言ってる!」
必死に励ましてくれるクロエにオディーリアは微笑んだ。
「そうよね……ありがとう」
「大丈夫よ! きっともう帰ってくるからさ」
なにかあったのだろうか。
不吉な予感ばかりがオディーリアの頭をよぎる。
「やっぱり戦は勝ったって! でも戻ってきた兵達はレナート様のことはわからないって……」
情報を聞き出してきたクロエの報告に、オディーリアは肩を落とす。勝利は嬉しいが、レナートが戻らないなら意味がない。
クロエは慌てたように、つけ足した。
「あっ、でもねでもね。大将の怪我とかの情報って普通はあっという間に広まるんだって。だから、なにも耳に入ってこないってのは無事の証だって、みんな言ってる!」
必死に励ましてくれるクロエにオディーリアは微笑んだ。
「そうよね……ありがとう」
「大丈夫よ! きっともう帰ってくるからさ」