婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
「えーっと……喋れるくらい元気で、安心しました」
「え~オデちゃん、甘ーい! 心配して待ってた妻を差し置いて、若い男とイチャついてるのよ。もっと怒るべきよ」
「……オディーリアとはこの後たっぷり時間を取るから、問題ない」
レナートの言葉にオディーリアは首を振った。
「ご無事なら、それでいいんです。今夜はゆっくり休まれてください。私は邪魔にならぬようクロエの部屋に行きますから」
「ダメだ。そばにいろ」
「でも……」
「急に悪化するかも知れないだろう。そばについて、見ていてくれ」
オディーリアが戸惑っていると、マイトが言った。
「レナート様はイチャつきたいから言ってるんだろうけど、急激に悪くなることはたしかにあるから一緒にいてあげて。クロエじゃ余計心配だけど、オデちゃんの看病なら安心だし」
「はい。では……責任を持って看病します!」
「うん。あ、イチャついて無駄に体力使わせないでね」
「そんなことしません!」
オディーリアが叫ぶと、すかさずクロエが茶化す。
「え~しないの? 勝利の夜なのにもったいない」
「はい、はい。クロエはもう行くよ」
マイトに引きずられるようにして、クロエは出ていく。
天幕の中で、ようやくレナートとオディーリアはふたりきりになった。
「え~オデちゃん、甘ーい! 心配して待ってた妻を差し置いて、若い男とイチャついてるのよ。もっと怒るべきよ」
「……オディーリアとはこの後たっぷり時間を取るから、問題ない」
レナートの言葉にオディーリアは首を振った。
「ご無事なら、それでいいんです。今夜はゆっくり休まれてください。私は邪魔にならぬようクロエの部屋に行きますから」
「ダメだ。そばにいろ」
「でも……」
「急に悪化するかも知れないだろう。そばについて、見ていてくれ」
オディーリアが戸惑っていると、マイトが言った。
「レナート様はイチャつきたいから言ってるんだろうけど、急激に悪くなることはたしかにあるから一緒にいてあげて。クロエじゃ余計心配だけど、オデちゃんの看病なら安心だし」
「はい。では……責任を持って看病します!」
「うん。あ、イチャついて無駄に体力使わせないでね」
「そんなことしません!」
オディーリアが叫ぶと、すかさずクロエが茶化す。
「え~しないの? 勝利の夜なのにもったいない」
「はい、はい。クロエはもう行くよ」
マイトに引きずられるようにして、クロエは出ていく。
天幕の中で、ようやくレナートとオディーリアはふたりきりになった。