もふもふな聖獣に反対されても、王子は諦めてくれません
「エリック様ならカーティスの中に!」
「え?」
「いいから早くしなさい! 手遅れになる!」
恐ろしい剣幕で捲し立てられ、震える手をカーティスにかざす。カーティスも酷くグッタリしており、瀕死の状態だ。
「ヒーリング」
淡い光から次第に眩くなり、強い閃光を発するとスッと光は途切れた。光の残像が残る場所で、マリーはカーティスの丸くなるベッドにもたれかかり意識を手放していた。