❤︎キミのことが好きすぎて、病んじゃいました❤︎【1】
 すると、私の頬に手を当ててきた菫くん。

「可愛い……早く僕のにしないと……」

「お前!!やめろ!!」

 隼人くんはその言葉と共に、菫くんを突き飛ばして私を抱きしめてくれる。

 思いもしない恐怖に耐えられず、我慢していた涙が溢れ出る。

「もう大丈夫だからね、苺」

「ううっ……隼人くんっ……!」

「怖かったよね、ごめんね早くこれなくて……」

「ううん、きてくれてありがとうっ……」

 そして私と隼人くんは教室に向かった。

——けれど、この時の私はまだこの程度で済んでいた。まさかあんなにも菫くんが狂ってるなんて知らずに——
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