❤︎キミのことが好きすぎて、病んじゃいました❤︎【1】
「……ぃて……」

「?、どうしたの……?」

「ずっと……側にいて……」

 まるで、泣いている、悲しそうな、切なそうな声で私に弱々しくそう言ってきた菫くん。

「えっ……?」

 そんな声が信じられず、私はえっとつい口に出してしまう。

「……ふふっ、もうついたよ」

 重たいドアが開き、ガチャンという音が5回も聞こえて、次第に毛布を取られた。

 その部屋は、さっきとは格段にちがっていて、まるで、お城の一部屋のよう。

 お姫様が寝るような、カーテン付きのベッドは真っ白でお布団にはレースもついていて。

「綺麗っ……」

 美しい、綺麗という言葉がまさにぴったりだと思った。

 それに、私の好きな白だから、余計にキラキラして見れる。

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