男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
後宮内の応接室に私を通すと、サリー様は一旦ひとりで奥に下がり、お茶をのせたトレイを手に戻ってきた。
「ここに訪問者なんていつ振りのことかしら。先帝陛下の時代はここはもっと活気があって華やかで、人の出入りも多く賑やかだったわ」
質問だけしてすぐにお暇するつもりでいた私は恐縮したが、サリー様は私にお茶を出しながら饒舌に語る。にこやかな彼女の様子からは、私の訪問を喜んでくれているのがありありと伝わってきた。
「当時はそんなに賑やかだったんですね」
「そうよ! それはもう、すごかったんだから。もちろん場所柄、セリウス様のような美男子の訪問はありませんでしたけれどね。多くいる妃さま方のお身内の他、曲芸師や音楽団、通いの商人などそれこそ、入宮の確認に長蛇の列ができて……懐かしいわ」
当時を懐古し、目を細めて嬉しそうに語る彼女に水を差すのも憚られ、私はお茶をいただきながら適度な相槌を入れながら耳を傾けた。
「ここに訪問者なんていつ振りのことかしら。先帝陛下の時代はここはもっと活気があって華やかで、人の出入りも多く賑やかだったわ」
質問だけしてすぐにお暇するつもりでいた私は恐縮したが、サリー様は私にお茶を出しながら饒舌に語る。にこやかな彼女の様子からは、私の訪問を喜んでくれているのがありありと伝わってきた。
「当時はそんなに賑やかだったんですね」
「そうよ! それはもう、すごかったんだから。もちろん場所柄、セリウス様のような美男子の訪問はありませんでしたけれどね。多くいる妃さま方のお身内の他、曲芸師や音楽団、通いの商人などそれこそ、入宮の確認に長蛇の列ができて……懐かしいわ」
当時を懐古し、目を細めて嬉しそうに語る彼女に水を差すのも憚られ、私はお茶をいただきながら適度な相槌を入れながら耳を傾けた。