男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
神事の日は、朝から風が強く吹きすさんでいた。上空も厚い雨雲に覆われて、荒れた空模様だった。
そんな天気にも関わらず、私の心はいつになく弾んでいた。
そうして間もなく正午になろうかという時分。先触れが知らせてきた通り、馬車が玄関ホールに横付けで停車した。
御者が即座に踏み台を置いて扉を開ける。サイドバーを掴んで身を乗り出してくる人影を認めた瞬間には、耐え切れずに飛び出していた。
「セリウス!」
「おい、セリーヌ……!」
大きなお腹で踏み出していく私の後ろに、すかさずサイラス様が続く。しかしサイラス様はなにかあればすぐ支えられる近さに控えるだけで、セリウスの元に向かう私を止めようとはしなかった。
馬車から降り立ったセリウスと、私の視線が絡む。
「セリーヌ姉様、会いたかったよ!」
……え!? その瞬間、私は思わず言葉を失くした。
そんな天気にも関わらず、私の心はいつになく弾んでいた。
そうして間もなく正午になろうかという時分。先触れが知らせてきた通り、馬車が玄関ホールに横付けで停車した。
御者が即座に踏み台を置いて扉を開ける。サイドバーを掴んで身を乗り出してくる人影を認めた瞬間には、耐え切れずに飛び出していた。
「セリウス!」
「おい、セリーヌ……!」
大きなお腹で踏み出していく私の後ろに、すかさずサイラス様が続く。しかしサイラス様はなにかあればすぐ支えられる近さに控えるだけで、セリウスの元に向かう私を止めようとはしなかった。
馬車から降り立ったセリウスと、私の視線が絡む。
「セリーヌ姉様、会いたかったよ!」
……え!? その瞬間、私は思わず言葉を失くした。