男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
血色を取り戻した顔色に大人びた顔つき、低くなった声に厚みがでて逞しくなった体格、驚くべき変化は幾つもある。しかし一番私を驚かせたのは、目線の高さ。なんと私はセリウスを見上げていた。
別れた時は、ほとんど同じだったはずのそれが、一年足らずでずいぶんと高い位置になっていた。
セリウスの変化……成長を目の当たりにして、用意していた歓迎の言葉も、目まぐるしく変わった状況に対する弁解や説明も、全て頭から吹き飛んだ。
「……嘘でしょう? 本当にセリウスなの? だってあなた、すっかり見違えたわ……!」
一気に男らしくなった弟を前に、両手を広げた状態のまま最後の一歩を踏み出すのを躊躇した。
すると眩しいくらいの笑みを浮かべたセリウスが残る一歩をトンッと詰めて、躊躇う私の腕ごとすっぽりと抱き締めた。
「それはおかしい。だって姉様には手紙であんなに詳細に伝えていたはずなのにね」
別れた時は、ほとんど同じだったはずのそれが、一年足らずでずいぶんと高い位置になっていた。
セリウスの変化……成長を目の当たりにして、用意していた歓迎の言葉も、目まぐるしく変わった状況に対する弁解や説明も、全て頭から吹き飛んだ。
「……嘘でしょう? 本当にセリウスなの? だってあなた、すっかり見違えたわ……!」
一気に男らしくなった弟を前に、両手を広げた状態のまま最後の一歩を踏み出すのを躊躇した。
すると眩しいくらいの笑みを浮かべたセリウスが残る一歩をトンッと詰めて、躊躇う私の腕ごとすっぽりと抱き締めた。
「それはおかしい。だって姉様には手紙であんなに詳細に伝えていたはずなのにね」