男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
聞かされた真実は重く、心臓が鷲掴みにされるように苦しい。しかし、真の苦しみを味わったのは俺ではない。俺などよりもっと苦しんできた人は別にいる。
……実年齢よりもずいぶんと老け込んで、すっかり小さくなった母。深く皺が刻まれた目尻は、ここに至るまでにいったいどれだけの涙を流してきたのだろう。俺は息子でありながら、そんな母の心に寄り添うことができなかった。
握り締めた拳にギリギリと爪が食い込んでいたが、痛みはまるで感じなかった。
「そんな日々を過ごす中、私の居室を訪ねてきた陛下が、誇らしげに皇子たちの暗殺について語り出した。陛下は私からの賛辞と褒美を期待して目をキラキラと輝かせていたけれど、私は目の前が絶望と恐怖、後悔で真っ暗になった。それからは皇子らに死んで詫びようと何度も後宮の尖塔に上った。だけどその度にあなたの存在が私をこの世に繋ぎとめ、こうして私は今もここにいる」
「なんということだ。俺はずっと、帝位に囚われて気狂いしたあなたが、兄皇子たちを殺したとばかり……」
……実年齢よりもずいぶんと老け込んで、すっかり小さくなった母。深く皺が刻まれた目尻は、ここに至るまでにいったいどれだけの涙を流してきたのだろう。俺は息子でありながら、そんな母の心に寄り添うことができなかった。
握り締めた拳にギリギリと爪が食い込んでいたが、痛みはまるで感じなかった。
「そんな日々を過ごす中、私の居室を訪ねてきた陛下が、誇らしげに皇子たちの暗殺について語り出した。陛下は私からの賛辞と褒美を期待して目をキラキラと輝かせていたけれど、私は目の前が絶望と恐怖、後悔で真っ暗になった。それからは皇子らに死んで詫びようと何度も後宮の尖塔に上った。だけどその度にあなたの存在が私をこの世に繋ぎとめ、こうして私は今もここにいる」
「なんということだ。俺はずっと、帝位に囚われて気狂いしたあなたが、兄皇子たちを殺したとばかり……」