男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「あり得ない、あなたは優しすぎる。……いいや、あなただけではない、セリーヌもそうだ。ずっと己だけが正しいと信じ、傲慢に生きてきた俺には信じられん。そして今、あなたやセリーヌを前にして、俺は傍若無人だった己が恥ずかしく、消え入りたい思いがする」
「おかしなことをおっしゃるのですね」
ここまで俺と母の話を静かに聞いていたセリーヌが、俺の腕をキュッと引いた。
「セリーヌ?」
目線を向けると、セリーヌが女神のようにおおらかな笑みをたたえて俺を見つめていた。
「だって、私はあなたほど優しい男性を知らないのですから。たしかに皇太后様の件では、思い違いによって長く心通じ合えないままきてしまったかもしれません。けれどこれから、おふたりの母子としての時間と縁を深めていけばいいんです。間違ったと思ったら何度だって新しくやり直せばいいのだと、私は最近とみに感じています」
セリーヌの言葉に、新境地をみたようなそんな思いがした。
同時に、こんなにも得難く、素晴らしい女性を妻として迎えられた幸福に心が震えた。
「おかしなことをおっしゃるのですね」
ここまで俺と母の話を静かに聞いていたセリーヌが、俺の腕をキュッと引いた。
「セリーヌ?」
目線を向けると、セリーヌが女神のようにおおらかな笑みをたたえて俺を見つめていた。
「だって、私はあなたほど優しい男性を知らないのですから。たしかに皇太后様の件では、思い違いによって長く心通じ合えないままきてしまったかもしれません。けれどこれから、おふたりの母子としての時間と縁を深めていけばいいんです。間違ったと思ったら何度だって新しくやり直せばいいのだと、私は最近とみに感じています」
セリーヌの言葉に、新境地をみたようなそんな思いがした。
同時に、こんなにも得難く、素晴らしい女性を妻として迎えられた幸福に心が震えた。